05月30日 (土)

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元気でいてね



わたし「ねえ、ちよこ。お話きいてよ。

ま~た玄岩さんに怒られたの

しかもあの人、わたしのこといやらしい目で見てくるんだ。」


ちよこ(玄岩さんかぁ、いい歳してみっともないよねぇ。会社をキャバクラか何かと勘違いしてるんじゃない?)


わたし「うん本当、最悪だよ~。若いかわいい子ばっかり侍らせて本当に気持ち悪い…しかもあの人、陰でわたしの事悪く言ってるんだよ!本当にむかつく」


ちよこ(あ~、あの人いつも他の人の悪口ばっかり言ってるよね、まあ気にすることないよ。それより、真紀子は晩御飯食べた?)


わたし「う~ん、最近、ストレスで太ってきちゃったから、ダイエットしようかなぁっ…て思って、控えてるんだ…」


ちよこ(ダメだよ、ちゃんと食べないとほら、せめてデザートだけでも…)

main

わたし「こんなの食べたら太っちゃうよ…」

ちよこ(大丈夫だって、ほらひと口だけでも、ねっ?)

わたし「おいしい…ご飯食べてないからかなぁ。いつもよりおいしく感じるよ…」

ちよこ「それは真紀子の中で血糖値が急上昇してるからなんだよ?ほらもっと頼もうよ?これじゃビタミン足りないでしょ?

美容に大切なのはビタミンC!それならやっぱりこれ!」

Strawberry_Parfait

わたし「イチゴの酸味とアイスクリームがヴァルハラの門を開く。そう高みへ。天空へといざなうこれはまさにアガペーの味」

ちよこ「そうだよぉ。果物は女子の味方、いつでもあなたを守ってくれるワルキューレなんだぁ。じゃあ最後はこれだね♪」

Birthday_cake

わたし「誕生日でもないのにろうそくが…」

ちよこ「だからこそ、大切なんだよ。今日という一日を頑張ったご褒美。せっかくなんだからお祝いしなくちゃね。ほら火を消して」


…ふぅと息を吹きかけると、今まで見えていたはずのちよこが姿が消える。

それと同時に声が聞こえた。

ちよこ(また会う時まで元気でいてね)


子供の時からずっと一緒だったちよこ。

それは私の幻想の友達。

今どきはイマジナリーフレンドと呼ぶのだろうか?


大人になるにつれて、少しずつ会える時間が少なくなってきた。

あまいものが大好きなちよこ。

おいしいスイーツを食べるときだけは確実に会える。

だからこうして毎週のようにスイーツのお店をめぐるのだ。


「さあ来週に備えて今日からダイエットしよう」っとそうつぶやくと、

(それは難しいかもね)とちよこの声が聞こえた気がした。